2012年4月28日土曜日

当店の外観です

ご来店の際にすぐにお分かりいただけますように・・・



こちらが当店の外観です。


まるで病院のようですが・・・

そうなんです、病院なんです。もともとは。


5年ほど前に廃業され、以後ほとんど使われていなかった病院の待合室部分を完全リフォームしたのが当店です。

待合室だったスペースだけですので、建物は大きいですが、店内は小さいです(笑)




当店ではカンボジアの障害者の方がポリプロピレン製のセメント袋をリサイクルして作ったバッグや、インドのリサイクルレザーマットなどを販売していますが、実は店舗自体もいわばリサイクル。




雑貨屋さんっぽい外観をイメージしてご来店になられますと通り過ぎてしまう恐れがありますので、どうぞご注意ください・・


そして、外観と内装のギャップもお楽しみいただければ幸いです(笑)

2012年4月25日水曜日

本日は初の定休日


外は午前中からの雨と風がまだ続いていますね。本日当店は初の定休日をいただいております。



開店から昨日までにお越しいただいた方の中で何名かのお客様に「ところで、このお店の名前はなんですか?」とおたずねいただきました。


そうなんです・・・当店まだ外に出す看板を作ってないんです・・・申し訳ございません。




けっして作らないつもりではなく、自分で作ろうと思いながら、時間的な余裕がなくて開店までに作りきれなかっただけなんです。


いちおう、予定としては入口に向かって左側の壁のどこかに木で作った看板をとりつけるつもりなんですが、まだいつになるかは未定です・・・



とはいえ、やはり外に名前を出していないのはお客様にも分かりづらいですし、当店としても名前を覚えていただく機会を少なくしてしまいますので、とりあえずドアのガラスに当店のロゴを貼ることにしました。



ホームセンターでカッティングシートを購入し、拡大コピーしたロゴをあててデザインナイフで慎重にカットすること数時間、ようやく完成しました!



遠目で見ればまずまずかと・・・


いかがでしょうか?
ロゴの文字は、本当はこまかい凹凸というか、揺れるような線で書かれていて、完璧には再現できませんでしたが、離れたところから見ればまぁまぁキレイです。



近くで見るとアラがわかるので、ご来店の際はどうかマジマジとお近くでご覧になられませんようお願いいたします(笑)

2012年4月23日月曜日

糧友のパン


「ン」の文字が・・・

こちらの写真は、当店でなにげにお客様からご注目をいただいている「糧友のパン」のガラスケースです。


アクセサリーなんかを陳列するために、あまり背が高くなくて引き戸タイプのガラスのショーケースが欲しかったのですが、なかなかいいのが見つからず、そして新品を購入する予算はなく、いつものように偶然の出会いに期待して佐賀まで古道具屋さん巡りに行った時に、立ち寄る予定のなかった通りがかりのリサイクル&古道具のお店で見つけました。



年代物のようでさすがにフレームが多少サビたり底板が割れたりしていましたが、ガラスが割れたりはしておらず、サイズもイメージ通りだったので即購入。外せるガラスはいったん外し、車に積んで慎重に運転して運んできました。



持ち帰って来てキレイに掃除・消毒して木製のフレームと木製の足をとりつけ、底板も取り替えて完成!棚の高さも変えられるし、お気に入りです。




お客様から「りょうゆうパンて!(笑)」とご好評(?)をいただけて、佐賀から運んできた甲斐がありました。

やはり九州地区での「りょうゆうパン」は絶大な知名度ですね~。



ちなみに「ン」の文字が消えているのは見つけた時からではなく、運ぶ時にガラスが揺れて割れないようにと道具屋のおばさんがガムテープをガッツリ貼ってくれた時に「ン」の文字の上に思いっきり貼られてしまい、慎重にはがそうとした努力もむなしくガムテープにもっていかれてしまいました・・・(泣)



※当店ではパンは販売しておりませんのでお間違えのございませんよう・・・まぁ店頭でのボクの服はパン屋さんっぽいですけども!

2012年4月22日日曜日

キッズスペース

こちらが当店自慢のキッズスペース・・・と言ってもタタミ一畳分ほどの広さ(狭さ?)ですが。



「ミッケ!」をミッケられますでしょうか?

当店のある町・長与町は長崎市のベッドタウンとも呼ばれ、若いご夫婦からお孫さんのいらっしゃる長年お住まいの方まで幅広い層の方々がお住まいですので、どなたが小さいお子様をお連れいただいてもごゆっくり店内をご覧いただけるようにと思い、狭いお店がますます狭くなるのを覚悟でこのスペースを作りました。



おかげさまで、開店してこの二日間で何組かのお客様のお子様にご利用いただけたのですが、見ていて驚いたのは、パパ・ママがお買い物をしている間に静かに遊んでいるのはもちろん、どの子も「帰るよ」と言われるとちゃんと本や積み木を手際よく自分から片付けることですね~



ある男の子なんかは、パッと片づけたと思ったら急いで靴を履いて出口へ駆け出して行ったので、退屈だったから早く帰りたかったのかな?と思ったら、なんと先に出入口まで行ってドアを開けてママが出るのをエスコート!



うーん、見習わなければ(笑)



他にも、天井で回ってるファンを不思議そうに見てる赤ちゃん、レジ周りの備品を興味しんしんで見てる女の子、おばあちゃんの家で捕まえた虫の話を元気に話してくれる男の子、小さい妹が積み木をするのを手伝ってあげるお姉ちゃん・・・みんなキラキラした目をしていて、見ているだけでこちらも笑顔になってしまいます。




この子たちが大人になる頃、世界を今より住みやすいものにして渡してあげる義務が今の大人にはある、と改めて感じました。




ベストセラー「ミッケ!」や絵のほんわかさでボクのお気に入りの「ホンドとファビアン」など、絵本も『セレクト』してきたものを置いてますので(もちろん売り物ではありませんが・・・)、ぜひお子様もお気軽にご一緒にご来店ください。

2012年4月20日金曜日

ご来店いただいた皆様に感謝!!

様々な方のお力添えをいただいて、Charitable Tradeは本日2012年4月20日、無事オープンとなりました!

開店のお祝いとしてお花を送ってくださった皆様、そしてご来店いただいた皆様に心より感謝いたします!




なんということでしょう!おかげさまで、お店が一気に華やかになりました。



時にはコンクリートドリル、時にはジグソー、トリマー、ハンマーとあらゆる工具で半年近く騒音を立てて工事をしてきたにもかかわらず、何ができるのか楽しみにしていたとおっしゃってくださった近隣の方々には特に御礼申し上げます。


そして、おかげさまで多くのお客様に当店の商品を気に入っていただきご購入いただいたことに心より感謝いたします。



皆様がお求めになられたお品物はどれも、それを作った方々や地域の方々の文字通りの生活と幸福がかかっておりますので、どうぞ大切に、そして存分にお使いいただければ幸いです。




初日を迎えた感慨はまだまだあるのですが、緊張が解けたことと久しぶりに一日中立ちっぱなしでいたことで疲れがドッと出てきましたので、本日はこの辺で・・・


また明日以降に更新していこうと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。

ロゴのお話

前回は当店のキャッチフレーズについて書かせていただきましたが、今回はそのキャッチフレーズをデザインに取り入れた当店のロゴマークについて。


画像は前回の投稿をご覧いただければ幸いですが、当店のロゴマークは紙のショッピングバッグと、それを取り囲む2本の矢印、そしてその周囲に「WE GOTTA DO SOMETHING FOR CHILDREN & FUTURE」の文字、というデザインです。




紙袋を使ったイメージは、「お買いものが国際協力になる」という、フェアトレードのもっとも重要かつ楽しい部分をシンプルな図案にしたいと思ってボクが決めたのですが、思いついた時点では文字通り素人の思いつきの域を出ないラフななぐり書きだったものを、大学時代からの友人の奥さんが見違えるように完成度の高いものに仕上げてくれました。




それでも最初の段階では現在のカタチではなく、紙袋の周りを文字がグルッと円形に取り囲むだけの今よりもさらにシンプルなものでした。


それを、フェアトレード製品の購入のために訪れた2度目のカンボジアで、ボクがフェアトレードのショップを始める一つのきっかけを作ってくれたアメリカ人カメラマンのアンディさんに見せたところ、「買い物袋だけではただショッピングをすすめてるだけで、買った本人だけが楽しい、で終わるような感じを受ける。フェアトレードは、買った人のお金が作った人を幸せにし、幸せになった人が作るものは買う人を幸せにするようなものになる、っていう循環を表す、リサイクルマークみたいな矢印のようなものが入っているといいと思うよ」とアドバイスをくれたので、確かに!と思い帰国後すぐに再度友人の奥さんにお願いしたところ、最終形となる現在のロゴマークを作ってくれました。




明日(厳密に言うともう今日ですけど)いよいよオープンだというのにロゴマークやキャッチフレーズのお話をさせていただいたのは、何人もの人の協力で出来上がっているこのロゴマークは、デザインや文字の意味だけではなく、その成り立ちも当店を象徴していると思えるからです。




多くの人のご協力のおかげで、1年近い準備期間を経て、明日開店となります。
当店取り扱いの商品を作ってくれている世界各地の生産者の方を含むすべての関係者の皆様に心より感謝申し上げます。

2012年4月18日水曜日

キャッチフレーズのお話

ホームページやブログタイトルに使っているので、今このブログを読んでくださっている方は目にされてると思いますが、当店のロゴマークが、こちら。




マークに書かれている「WE GOTTA DO SOMETHING FOR CHILDREN & FUTURE」は「子どもたちと未来のために、『何か』しなきゃ!」という意味です。



東京に住んでいた頃、週に一度英会話のサークルに参加していて、そこでボクがカナダ出身のメンバーに「世界には今この瞬間も苦しんでいる人がいるんだから、少しでも助けになることをしたいと思ってる。まだ何も、具体的に何ができるか、何をしたらいいか分らないけど」という話をしたことがありました。

そしたら彼は「いいね。そんな時に英語では『Do something!』って声をかけるんだ。とにかく、何かを感じたら行動を起こせ、ってね。言う方も、何をやれって言ったらいいか分からないから、とりあえず『そうだよ!何かやっちゃいなよ!』て感じで言うんだけどね(笑)」と言ってくれました。



彼にとっては半分ジョークとして教えてくれたフレーズだったのですが、ボクにとってはとても印象的な言葉でした。


そう、誰もがみんな、これから具体的に何をすればいいか、何をするのがベストか分ってる訳じゃない。

分らないけど、このままじゃダメだっていう気持ちがあるのなら、分らなくても「何か」行動を起こすことが大事なんだ!

「何か」をしようとする、その気持ちが大切なんだ!、と。



温暖化やエネルギー問題、食糧危機、格差、人口増加・・・と、この先の課題は山積みです。

その課題を山積みにしたのはボクたち大人。
その課題と直面するのは、今の子どもたちと、これからの地球。



電気や石油を使いたいだけ使って便利な生活を送ってきた、そして今も送っているボクたち大人が、将来、次の世代に「あなたたちは、あんな生活を送ってきて、こんな大変なことになると思わなかったの?それとも、思ってたけど何もしてこなかったの?」と問われた時に、「いや、ちゃんとこういうことをしていたんだよ」と言えるような『何か』を始めましょう、という気もちを込めて、このフレーズを当店のキャッチフレーズとしました。



一緒に「何か」始めませんか?

2012年4月15日日曜日

中村義人さんのLIVEに行ってきました!

記念すべきブログの最初の記事は、昨日14日の夜に行ってきた夫婦川町にあるライブ・バー「MOtion」で行われた中村義人さんのアコースティックソロライブについて。


学校も先生も嫌いで、戦争や差別や貧困のニュースを見るたびに当時バブルに浮かれていた世の中とすべての大人たちに嫌気がさしていた中学・高校時代、怒りと情熱の込められた曲でボクの気もちを代弁してくれたのが同じ長崎出身のバンド・横道坊主でした。

CDを聴き、ライブに行き、「こんなカッコいい大人になりたい!」と憧れていたのが、都会に出て社会人になり仕事に追われるうちにそんな気もちを失くし、あのころ大嫌いだった自分のことしか考えないつまらない人間になっていて、横道坊主の音楽からも遠ざかっていました。


自分の生き方のつまらなさに気がつき、苦しんでいる国・人のために何かできることはないかと考え、調べ、行動した末に自分なりの結論としてたどり着いた「フェアトレードの店」を始めるために20年ぶりに長崎へ戻ってきた昨年、十代の頃を思い出しながらCDを聴いていた時にふと「そういえば横道坊主は今どうしてるんだろう?」と思い、すぐにネットで検索。

そして、今も活動していること、義人さんのソロライブが近々長崎であることを知り、すぐにチケットを予約しました。


その時の会場は大波止の「CrazyHorse」。憧れだった義人さんが今、目の前にいて、ギターを弾き、歌っていることに感激し、そしてちょっと泣いてしまいました(笑)

お話しできるチャンスまであったので、緊張しながらも自分の店を開くための準備をしていることを伝え「がんばってね!」と言葉をもらったあの夜から約半年、ようやくオープンとなる今月20日を前にまた義人さんのライブがあるというので、これは「あの時準備中だった店がようやくオープンになります」と伝えねば!と勝手にテンションをあげ(笑)、行って来たのが昨日のライブです。



横道坊主のVo.義人さん。絵になるなぁ・・・そして、足ながっ!(笑)




ライブは義人さんはもちろん、「MOtion」のオーナーでもある槙友博さんのバンドTATSUMAKIや義人さんのお兄さんのユニット(名前は言えません・・・)も、みんな最高のパフォーマンスで、お客さんもお店の方もあったかく、久しぶりに楽しい時間を過ごしました。そしてまた、ちょっと泣いてしまいました(笑)

バンドの時のクールな感じと違って優しい笑顔が印象的なソロの時の義人さん。温かくて大きな人です。


やっぱり、こんな大人になりたい!