2013年3月28日木曜日

充実の休日

昨日水曜日は定休日でしたので、火曜日から長崎県美術館で開催されている『ナガサキリンネ』に行ってきました。


農・工・食など様々な分野の『長崎でモノをつくる』人たちとその作品が展示・紹介されていて、今まで知らなかった新しいナガサキを感じたり、身近過ぎて気がつかなかったナガサキの良さを再発見したり、楽しみながら自分が暮らす街を好きになれる、そんな嬉しい催しで今回が第2回。


その企画展の一つに、古民藝コレクターだった故・荒木英雄さんが自由な感性で世界中から集めたコレクションの展示があったのですが、その中に、当店で取り扱っているヘアゴムやキルトピンにもいくつか使われているインド・カッチ地方の『ミラー刺繍』のオリジンが!

長渕剛さんの衣装ではありません(笑)

広大な湿原や砂漠が広がるグジャラート州に伝統的に伝わるミラー刺繍は遠方に自分の存在を知らせる役割や魔除けとしての意味があると言われていますが、なるほど、こうやって使われていたんですね~。

いつ頃のものか不明ですが、年期がいい味になってます


週末はマーケットやワークショップなどもあるようですので、WEBなどでチェックの上ぜひ足をお運びになってはいかがでしょう。



こちらの会場を後にして次に向かったのが、そのナガサキリンネで31日(日)にマイブレンドコーヒーのワークショップも行う(定員のためすでに締切)、時津町のコーヒーロースター『カリオモンズコーヒーロースター』さん。


前回訪ねた時は中米にコーヒー豆の買い付けに行かれていてお休みでしたので、リベンジ。


ガレージを改装された?店内もカッコイイ

今日は営業中でしたので無事に初入店。ていねいに味の特徴を解説されたボードのいくつかの豆の中から一つを選んでホットコーヒーをお願いし、淹れていただいている間に店内をウロウロ・・・


すると、最近テレビで見て初めて知った、コーヒーを美味しく淹れられるという“フレンチプレス”を販売されているのを発見!カリオモンズさんのコーヒーもこのフレンチプレスで淹れていらっしゃるそうで、出していただいたコーヒーを飲むと・・・確かに、とっても、とっても美味しい。


フレンチプレスは紙のフィルターを使わないため、コーヒー本来の味と香りが含まれる油分も抽出できるというもので、テレビで見て以来気にはなっていましたが、ここまで違うとは。


と言っても、カリオモンズさんのコーヒーが美味しいのは、おそらくこの道具だからというよりも、豆のセレクトと新鮮さ、そして何よりローストの技術による部分が大きいとは思うのですが、それでも、買ってしまいました、フレンチプレス(笑)

使いこなせるかしら・・・

ちょっと練習してみて、こちらで淹れる方が美味しいようでしたら、今後店頭でのご試飲用のコーヒーもこちらを使ってみたいと思います。



2013年3月22日金曜日

酒販研修を受けてきました

フェアトレード商品の中で、輸入はされているのに実際に売っているのをなかなか目にしないものがあります。それは、フェアトレード・ワイン。


お酒をお店で販売するためには税務署から「一般酒類小売業免許」という免許を受けなければならずその申請がなかなか大変で費用もかかること、そして免許がおりた後も各種記帳・申告が必要なことから、本当は取り扱いたくても諦めているというお店さんが多いのかも知れません。


しかし!それではせっかくのフェアトレード・ワインが、それを飲んでみたいという方へいつまで経っても届かないですよね。


という訳で、当店は現在、フェアトレード・ワイン販売へ向けて税務署に「酒類小売販売免許」を申請中です。主には必要書類を提出するだけなのですが、「酒類販売管理研修」の受講も必須条件。昨日、そちらを受けてまいりました。

無事に立派な受講証をGET!(笑)

長崎県小売酒販組合さんによる3時間ほどの研修を受けまして受講証明書をいただきましたのでその足で長崎税務署へ行きコピーを提出。その他の必要書類は先に提出していたので、これで申請手続きは完了しました!


現在まだ審査をしていただいている段階ですが、特に問題がなければ2ヶ月以内に免許をいただけ、晴れてお酒の販売ができます♪


ワインだけではなく、先日「わかちあいプロジェクト」さんから発売になったメキシコ産のフェアトレードはちみつを使った『ハニーエール』もぜひ取り扱いたいですね。まだ免許がおりていないのに、今から夢は膨らむばかりです(笑)


もちろん、結果が出ましたらこちらでご報告させていただきたいと思いますので、お酒好きの皆様、楽しみにお待ちください!

2013年3月18日月曜日

「とっとって」でフェアトレード特集!

本日(もう昨日ですが)17日の長崎新聞・日曜版「とっとって」は『「フェアトレード商品」がカワイイ!』という特集で、フェアトレードについての分かりやすい解説とともに県内のフェアトレード商品取り扱いショップが紹介されてます。


その表紙(1面)はなんと・・・当店のディスプレイでございます!

表紙を飾ってドヤ顔のライオン君


もちろん表紙だけではなく、西海市の「パオ」さん、出島の「prawmai」さん、同じ長与の「neem」さんと一緒に取り扱い店の一つとして大きく掲載していただきました~♪

キレイに写真を撮っていただいてます♪

本日早速、こちらをご覧になられてのご来店のお客様多数。一ショップから情報を発信・伝達できる範囲はごく限られてますので、こうやってメディアがフェアトレードについて取り上げてくださるのはとても嬉しいですね。


もちろん、おかげさまで、皆さまのクチコミやSNSでのシェアが確実にフェアトレードの輪を広げてくださってることを店頭で実感することもよくあります。



長崎新聞をご購読の方はもちろん、お取りになってない方は職場やご親せきの中に長崎新聞をとってる方がいないか探し出してぜひお読みになってみてくださいね(笑)



一点だけ、当店のページで「オリーブ漬け」について『オリーブを漬けているオイルも使えて便利』という表記がありますが、こちらの商品は塩水漬けですので、オリーブオイルは使用されておりませんのでどうぞご注意ください。

2013年3月12日火曜日

春夏もの入荷中!

朝晩の冷え込みもなくなり、いよいよ春らしくなってきましたね。当店の店頭にも、暖かい日のお出かけにピッタリの春夏のアイテムが入荷してきていますよ~


まずは、毎年新作が登場してどれも人気となるネパール製の手編みのワイヤーフレームハット。今年は綿とバナナ繊維を50%ずつ使用して、淡い色でラインが入ったナチュラルでシンプルなモデルです。

ご覧の通り、自由自在に形を変えられます♪ 税込3780円

帽子では同じくネパール“SANA HASTAKALA”のガーター編みのベレーも、デザイン・サイズともに男性にも女性にもオススメできるイチオシの品。

上から見た感じもオシャレです♪ これが税込2730円!


また、広げると180cm(!)くらいあるウェストに通してある紐をギュッと絞って履くネパール“MAHAGUTHI”のフリーサイズ・バッスルスカートも、ギャザーの寄せ方で何通りものスタイリングが可能でいろんなトップスと合わせられる嬉しい1枚。

バッスルスカートとブロックプリントの七分袖ブラウスのコーディネート

他にも、お買い物からピクニックまで幅広く使えて昨夏も大人気だったバングラデシュ“JUTE WORKS”のホグラ草バスケットを今年も販売再開しましたが、第一弾入荷分は写真を撮る前に売り切れてしまいました・・・今週末再入荷予定です。


試着スペースももちろんありますので、どうぞご来店の上お試しください♪お待ちしております。

2013年3月5日火曜日

「カカクヤスク」の裏に

日本では「西友」の親会社として知られる世界最大のスーパーマーケットチェーン「ウォルマート」と、海外ファストファッションブームの火付け役とも言える「H&M」。


つい先日、その製品を作っているカンボジアの縫製工場でハンガーストライキが起きました。




原因となった労働者への未払い賃金20万ドルは、ウォルマートにとってはたった6分で稼ぎだされる利益にも満たない額とのことですが、それを受取れないことで路頭に迷う人々がいます。


町山智浩氏の著書「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」(文藝春秋)によると、ウォルマートの創業者一族5人が受け取る年収は一人約18億円だというのに!



町山氏は同書の中で、悪いのはウォルマートだけではなく、そのマネをして構造的に貧困層を作りだしているすべての大企業という旨を述べられていますが、ボク個人的にはそれに加え、『とにかく安い方がいい』と考える先進国の消費者にも責任があるのではないかと思います。



東大教授の山本良一氏が、責任編集を務めた「世界を変えるお金の使い方」(ダイヤモンド社)の中で、このように書いています。


『商品を購入するという行為は、知識情報の塊としての商品を選択するという行為でもあるので「貨幣による投票」とみなすこともできます』

『製品・サービスの購入の正にその瞬間こそが、大げさに言えばあなたが世界を変える“その時”なのです』

『あなたの意志とあなたのお金が、世界を変えていく』

地球上で1秒間に何が起きているか書かれた「1秒の世界」もぜひ♪

5年ほど前からでしょうか、『中国産の食べ物は安心できない』ということで、いくら安くても中国から輸入された食品は食べないようにしているという方が急増しましたが、それはあくまでも『自分の健康を守るため』ですよね。


ぜひ『作っている人々を守るため』にも、値段の安い高いだけでその品物を買うか買わないかを決めることなく、様々な情報や意志、そして良心に基づいてお買い物をしていただければとボクは思っています。