2017年2月4日土曜日

「沈黙」観てきました。

17世紀の禁教令下の長崎を舞台に、消息を絶った師を追ってやってきたポルトガル人宣教師の運命と苛烈な切支丹弾圧を描いた遠藤周作の小説を映画化した話題作「沈黙-サイレンス-」をさっそく観てきました。

長崎では特に話題です

ストーリーはほぼ原作通りなので、原作を読んだ感想と同じなんですけど、キリスト教こそ普遍の真理だと断言しての『押しかけ布教』は正直傲慢で自己満足的で、完全無宗教のボクとしてはまったく共感できず(笑)


結局、いったい誰のために布教してるのかと。信仰にしか救いがなかった当時の農民たちの壮絶な苦境は分かるんですけど、それで正当化するのは本末転倒というか。


映像化によってよりリアルに伝わる部分と逆にチープになってる面があった印象で、内容はともかく、ロケーション(長崎じゃなく台湾)はなかなかで、アカデミー賞で撮影賞は獲れそうな感じですね。

 
日本側のキャストはちょっとこれどうなんだろうなぁという感じで、イッセー尾形は大袈裟というかいつも通りというか・・・悲壮感漂う塚本晋也は噂通り良かったです。こういう役が似合いますね(笑)


暴力的な中にも笑いどころがけっこうあって、それがマーチン・スコセッシ監督らしいなと思ってたんですが、周りの他のお客さん誰も笑ってなかったんだよなぁ(笑)
踏み絵踏むの上手くなってんじゃねーよキチジロー!(笑)・・・あれ、ボクがおかしいのか?(笑)


そして、映画の後は先月万屋町にできたばかりのカフェ&バー「room5-33」さんで長崎のブランド牛・出島ばらいろを使ったステーキランチをいただいてきました♪こちらは同じビルにある鉄板焼きの「はまのや」さんの系列です。

ご飯おかわり自由!

お肉は赤身なので少し固いですが噛むほどに味が出てきて、付け合せのソーセージもアンチョビソースのキャベツ焼きもすごく美味しくて、サラダ・デザート・ドリンク付き1480円(税別)ならリーズナブルかな。

店内とってもオシャレ♪

コーヒーはオーガニックのものを使われてました。「吉宗」の通りの中ほど(石丸文好堂の裏あたり)。日曜定休のようです。ランチは15時までです。