『フェアトレードしなくても、途上国の生産者の人たちはこれまでも今も生活してきてるんでしょ?』
『有名な大手企業・人気店がそんな酷いことしてる訳がない、してたらマスコミで取り上げられるはず』
『フェアトレード商品って高い』
当店もオープンから5年を過ぎ、徐々にではありますが、おかげさまで多くのお客様にご利用・ご支持いただくようになりました。本当にありがとうございます。
それでもまだまだ日本でのフェアトレードの認知度は低く、上に書いたような否定的なイメージをお持ちの方も多いことを感じることもしばしば。
当店の投稿をチェックしてくださってる皆様の周りにもしフェアトレードをご存じない方やよく知らないという方がいらっしゃったら、ぜひご紹介していただきたいドキュメンタリー映画があります。
「おいしいコーヒーの真実」
http://www.uplink.co.jp/oishiicoffee/top.php
という、コーヒーの原産国であり現在も世界トップクラスの美味しいコーヒー豆を産出しているエチオピアの農家とそのリーダーが、先進国の都合で決められる生豆の安すぎる取引価格に苦しみながら改善に奔走する姿を描いた映画です。
コーヒー農協代表のタデッセ氏 |
先進国がスペシャルティコーヒーだとかバリスタだとか、耳ざわりよく作ったブームにはしゃいでる裏で、コーヒー豆の生産者たちは子どもを学校に通わせることすらできません。
チャットとは麻薬植物のことです |
途上国の貧困、南北格差は日本を含む先進国が作り出しているのであり、先進国の消費者には豊富なモノに囲まれている分の「責任」があることを気づかせてくれると思います。
なお、この映画のために製作者が取材を申し込んだネスレやスターバックスは取材を拒否。ある意味それが答えになってますよね。
もちろん、すでにフェアトレードを取り入れている方にとっても興味深い映画だと思います。
未見の方はぜひ。