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宗教上の信念から一切武器をもたず、衛生兵として沖縄最悪の激戦地・前田高地(=ハクソー・リッジ)で敵である日本兵も含む多くの兵士の命を救ったデズモンド・ドス二等兵の実話。
出征前・入隊・訓練・実戦、と流れはまとまってて分かりやすく出来てます。その分、意外性はないので見どころは「実戦」の部分になってくる訳ですが、正直『「プライベート・ライアン」を超えた』という評価はちょっと言い過ぎかな・・・
あ、でも普段戦争映画やスプラッター映画をあまり観ない人にとっては十分しんどいとは思います(笑)
それでも主人公の行動は素晴らしいし、戦場が地獄の様相であることは伝わってきますので、メル・ギブソン監督の「こんな場所には行きたくない、と思わせる(ほど残酷な)描写にした」という演出は成功してますね。
「沈黙」に続きA・ガーフィールド君がまた神と対話しようとするのにはちょっと笑いましたけど(笑)
沖縄でほんの72年前にこういうことが起こったということも、知っておかなければいけませんね。
あと、あるシーンで「憲法」の重さ(日本の9条の戦争放棄とかそういう単純な意味ではなくて、憲法そのものの)を感じました。
もちろん、戦争は映画の中だけでたくさん。戦争映画も大丈夫な方はぜひ観てみてください。