2012年7月24日火曜日

Bag it !

先週NHK-BSで4夜連続放送された海外ドキュメンタリー「消費社会はどこへ?」、ご覧になりましたか?


4回とも、大企業による持続可能性を無視した利益追及の姿勢に怒りが湧いたり、自分たちが暮らす先進国の消費社会のツケが全く無関係な途上国の人々にまわっていることに悲しくなったり、非常に複雑な気持ちになる内容でしたが、日々の暮らしを改めて見つめ直すきっかけになるいい番組でした。




その中で、レジ袋と使い捨てプラスチック製品についての考察だった第3回目の「脱・使い捨てプラスチック宣言」で取り扱われていた「レジ袋削減」については当店も協力できるのではないかと思い、こちらに少し内容をご紹介します。




番組によると、現在世界中で年間約5千億枚のポリエチレン(プラスチック)製レジ袋が使われているそうなんですが、もちろんこれは、枯渇が懸念されている石油・天然ガスといった化石燃料から作られています。


プラスチック業界からは、紙バッグを使うと森林伐採につながる、という指摘がありますが、レジ袋は土に還ることもなければ生き物が誤嚥した場合に消化・分解することもないという点が大きく異なります。


また、使用済みのレジ袋はレジ袋の原料としてリサイクルできるという主張もありますが、そのためには汚れなどをキレイに落とす必要があり、そういった分別・洗浄の作業は発展途上国に回され、ゴミの中で不衛生で危険な作業をせざるを得ない人々の健康は顧みられていません。




このようなことから、すでに欧米諸国だけではなくアフリカやアジアの小国、そして中国でも禁止されている薄型レジ袋が、なぜ日本では『野放し』なのか不思議でなりません。


いや、次の世代ことなんか何も考えず既得権益にしがみつく企業と政府・政治家、そして過剰な便利さに慣れきってしまった多くの日本人の現実を考えると、むしろまったく不思議ではないと言えるかもしれませんね・・・残念ですが。




当店では商品をお渡しする際に紙袋のみを使用していますが、プラスチック製であれ紙製であれ、一番いいのは使い捨てを少しでも減らし「資源を大切に使う」ことだと思います。



ボクは普段、左下の「ch」のをマイバッグとして使っています


当店には環境にやさしいジュート製や綿のもの、そして既にそれ自体がリサイクル製品であるカンボジア製のエコバッグなど、マイバッグに最適なお手頃価格のバッグをいろいろとご用意してます。



8月にはDAUGHTERS OF CAMBODIAからも綿のバッグが届く予定。



一人が1枚減らせば日本だけで1億枚以上減らせる訳ですから、マイバッグ、ご一緒にもっともっと意識して使っていきませんか?