2012年7月1日日曜日

C.H.Aの新たなスタート

当店が販売支援を行っている、地雷と小児麻痺によって障害をもった方々へ手工芸品作成の技術習得を通しての自立を支援を行っているC.H.A(CAMBODIAN HANDICRAFT ASSOCIATION)から、「無事に引っ越しが終わりました」というメールがありました。



実は、C.H.Aは1ヶ月ほど前に突然、新しい大家さんの都合によってこれまでショップと事務所を兼ねて使っていた借家から6月末で立ち退くように勧告されていました。





転居には引っ越し先への保証金などが必要だったようですが、自分たちの作った商品の収益で自立してこそ意味がある、寄附には極力頼らない、という姿勢でやってきたC.H.Aには突然のことにすぐに対応できるほどのまとまった貯えはなく、ディレクターのキムタさんはとても悩んだそうです。




しかし、カンボジアの社会福祉の現状を知ってもらおうと、日本からもこれまで多くの学生ボランティアやスタディツアーを迎え入れ、つねに笑顔で快くフレンドリーに、そしてオープンに接してきてくれたキムタさんとC.H.Aのためならと、これまでC.H.Aにたずさわった日本の若者たちがSNSなどで協力を呼びかけたことが大きな支援になり、ひとまず転居は無事に終わったよう。





ボクがC.H.Aを知ったのはたまたま店の前を通りがかったからなんですが、その偶然の出会いが途上国の現実を見ることにつながり、自分の今後の道を決めるきっかけの一つにもなりました。


人との出会い、そしてつながりって、やっぱり大事ですね。





新しい場所はこれまでのところよりも人通りが少なくなるようで、まだ苦労は絶えないかも知れませんが、きっとC.H.Aのみんなの笑顔はこれからも変わらないことでしょう。


転居先で初めての食事。こういう写真を見るとまたカンボジアに行きたくなる~





当店も、好評につき現在欠品中の「幸せを呼ぶ象」他のシルクのぬいぐるみを多めにオーダーするなどで支援を行いましたが、なにぶん一つずつ手作りですので、しばらくはバタバタしてそうなこの状況だといつ届くか分かりませんね(笑)



出来上がりの連絡があればひと段落ついたということだと思いますので、楽しみにしながら気長に待ってましょ~。